研究と報告【投稿】
病院におけるボイラーの活用範囲と経費
片山 弘
1
1片山病院
pp.77-80
発行日 1965年9月1日
Published Date 1965/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202667
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緒言
病院は診療圏の人たちの要望にこたえる医療組織で,時代に応じたものでなければならない。要望は種々雑多で,もとより上手な医者を集め,親切な看護婦を配し,その他サービス満点でなければならないが,これは別として,つぎの問題は建物,設備である。建物はそう簡単には動かせぬが設備なら手が届く。設備で単独に解決できるものはすべてやった結果,すべての道は蒸気に通ずることになった。しかし,一足飛びに完備した蒸気設備に切りかえるほど資力はないので,ちょびりちょびりと小出しに蒸気設備を加えて,そのつどボイラーを取り替えてゆき,現在,終点にきたのでその経過を発表する。
その要旨は第15回日本病院学会に発表したものである。演説後,きわめて少数ではあるが,熱心な質問者があったので,その方たちのために,私の病院の数字をお目にかける。
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