中小規模病院の運営 座談会
転換期にあって—中小病院の今後を語る・2
橋本 倶男
1
,
山田 治
2
,
小島 甫
3
,
池田 貞雄
4
Tomoo HASHIMOTO
1
,
Osamu YAMADA
2
,
Hajime KOJIMA
3
,
Sadao IKEDA
4
1加曾利病院
2医療法人山田総合病院
3医療法人豊島昭和病院
4特定医療法人南大和病院
pp.910-914
発行日 1983年10月1日
Published Date 1983/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208150
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(9号より続く)
■理念と経営の離反
池田 そこで,次にお聞きしたいことは,建て前どおりにその地域でいい医療をやるとかまじめにやるとか言って,良心に恥じないような医療行為をしていれば,経営的にも,経済的にも,我々の病院が存立できるでしょうか.
私は最初に取り組んだときには,理念どおりに行動していたんですけれども,社会情勢の変動があり,だんだんそうはいかなくなってきた,要するに理念を基盤にした医療が揺らいできたように思うんですね.
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