ケーススタディ・人の管理
現場から無視された新任科長の給食部改善の試み
pp.802-803
発行日 1983年9月1日
Published Date 1983/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208116
- 有料閲覧
- 文献概要
〔事例〕
とかく病院における給食部門は,いろいろな問題を抱えているもの.当院も問題のある職場だけに前科長の定年と同時に,外部より豊かな経験を持った科長(50歳女性)を招聘した.そして半年ほど経ったころの出来事である.
私(人事課長)はその新任科長が就任以来,何かと仕事をしやすいように援助をし,いろいろな相談事にも意見を述べたり,助言をしたりしていた.そしてその科長はまず最初に給食科の中の組織づくりを手がけた.調理現場を一般食班・治療食班・特室調理班の三つに分け,それぞれに班長を任命し責任を持たせ,命令系統は科長—主任—班長と流れるよう,組織づくりを行ったのである.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.