グラフ
東北最初の周産期集中治療施設・小児医療センター誕生—衣更えした仙台赤十字病院
pp.745-750
発行日 1982年9月1日
Published Date 1982/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207820
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この6月,開通した東北新幹線で東京より2時間40分,東北の表玄関仙台駅に着く.車に乗ってけやき並木の青葉通りを西に進み,広瀬川にかかる大橋を渡ると緑に囲まれた青葉城址の大手門にさしかかる.樹木の繁った城址内を通り抜けると,緑地保全地区に指定された八木山一帯が眼前にひらけてくる.その中腹の新興住宅地の中に,赤松に囲まれ,西に蔵王連峰をのぞみ南に太平洋を見下す眺望絶佳な地に,赤十字マークも鮮やかな地下1階地上8階建の近代的な病院が現れる.時間にして約20分,距離にして約6kmである.
仙台駅より1.5kmのところにあった旧病院は施設の老朽化,敷地の狭隘等のため全面移転の余儀なきに至った.
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