事務長訪問
住友病院大島民郎事務長
本誌編集室
pp.875
発行日 1981年10月1日
Published Date 1981/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207590
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住友病院は今年,創立60周年を迎えた.住友グループの病院でありながら,開設以来,一般住民にも開放され,現在では478床の高機能病院に成長してきた.
この病院の事務長は歴代,住友グループの中から選ばれるのが慣例で,大島さんも慶応大学法学部を卒業後,住友銀行に勤め,昭和46年事務次長として住友病院に赴任した.赴任して一番強く感じたのは,病院は銀行と違って多職種の集まり,すなわち専門職の誇りをもった一国一城の主が集まっているため,簡単には上意下達が通らない社会で,まず根回ししてからでないと何事もうまくいかないということ.だから自己主張しないで,調整役に徹し,決して表に出ないことがうまくいくこつということ.これが大島さんの事務長観.
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