小特集 病院臨床実習の実情と問題点
臨床実習受入れの実情と問題点
臨床検査部門
実習病院の格差をなくす方向で
伊藤 一広
1
1東京慈恵会医大病院中央検査部
pp.656-658
発行日 1981年8月1日
Published Date 1981/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207528
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臨床検査技師学校は3年制であるが,多くの学校が学内での基礎実習を終えると外部の病院を実習の場として求めるのが常である.また薬学部,衛生学部,理学部などの学生が春休みや夏休みを利用して短期間の臨床実習にくる場合もある.当院ではこれらの学生を可能な限り受け入れているが,何と言っても技師学校からの実習生が主なので,ここでは技師学校の実習を対象として話を進める.
私たちの検査部では毎年4校から計14名の学生を引き受けている.実習期間は9か月ないし1年で,2名一組となって各検査室を回っているが,開始時期が1月,4月,10月と各校ばらばらなので実習日程表を作るうえで大変苦労している(図).この日程表は各校の実習生担当主任により作られ,各検査室から日程表作製について要望事項があれば,主任会議などで討議のうえ改訂することもある.
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