事務長訪問
徳洲会茅ケ崎病院 三上晃事務長
本誌編集室
pp.236
発行日 1981年3月1日
Published Date 1981/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207412
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三上晃さんと言えば,病院事務関係の講習会で,「医事課職員に必要な医学知識」とか,「用度課業務の心得」等のテーマで,ユーモアを混じえながらも説得力のある講義を受けたことがある,と思い出される方も多いかと思う.本誌でも三井記念病院医事課長時代から再三にわたり,医事部門や用度部門の実務についてご執筆いただいてきた.ファイトマンとして医事業務のコンピュータ化に熱心に取り組んでいた三上さんが,関東進出第1弾として騒がれた徳洲会茅ケ崎病院の事務長になられたと聞いたのが昨年6月.著者としてご執筆いただいたことがあるためかいささかびっくりした.そこで,なぜ徳洲会に入ったかをお聞きした.「私なりに病院経営面の仕事をやってみたいという願望があったが,その中で,特にここに魅力を感じたのは,医療に対する厳しさがあることと,地域医療に対する積極性がある,特に住民の監視の下での医療を行おうとしている点で,それは,私が常々意図していたものと共通のものでした」との答.
就任して約10か月,事務長職というものは,「雑用係ですね」とのこと,「雑用係というのはすべての業務がスムーズに行えるための病院の滑潤油的存在になることが仕事ということで,そういう潤滑油になるための知識と経験と人間性が求められる」とも.
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