病院精神医療の展開
開放病棟運営管理の課題—駒ケ根病院全病棟開放10年の経験
鴇田 元夫
1
1長野県立駒ケ根病院
pp.143-148
発行日 1981年2月1日
Published Date 1981/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207385
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
駒ケ根病院の病棟開放化については学会誌1,2,3,5),専門雑誌4,6)に発表されているが,運営管理の立場から書くのは初めてである.昨年7月25日〜26日の2日間で行われた「精神医療夏季大学駒ケ根’80」,の中で述べた駒ケ根病院開放病棟10年の歩み「管理職の立場から」をレポートしているので,これを骨子として述べる.標題に入る前にまず,病院の概要と沿革(表1)を紹介する.
当院は単科の県立精神病院として,昭和31年に設立され,定床310床(運用病床244床),敷地面積約1万坪,職員数135名,5病棟編成で,1病棟の看護婦17名,看護婦総定員93名,現在数89名(うち看護士8名),医師6名,PSW2名(うち1名非常勤),CP1名,OT2名である.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.