グラフ
躍進をつづける自治体病院—救急センターを完備した旭中央病院
pp.741-746
発行日 1980年9月1日
Published Date 1980/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207235
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総合病院旭中央病院の開院は昭和28年3月,当初は結核を中心とする113床の国保病院にすぎなかったが,その後,今日まで27年,地域住民の要望に応えて漸次診療各科を増設するとともに設備の近代化をはかり,現在では銚子をはじめ千葉県東部全域および茨城県鹿島地方など人口30万の診療圏を擁する670床の総合医療施設にまで発展した.
旭市自体は,九十九里浜に面する辺ぴな小田園都市にすぎない.当病院がこの地域で,予算,医師数(60名),職員数(706名),諸設備の点で,千葉大付属病院に次ぐ総合病院にまで成長を遂げた背景には周辺に総合病院が皆無という事情もあるが,なんといっても365日年中24時間オープンの救急医療応需体制を敷いて地域住民の要望に応えた点があげられよう.
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