海外の医療
40人の見たUCLA Medical Center (2)—虎の門病院のUCLA見学プロジェクト
伊藤 安子
1
,
村川 和枝
2
1看護部
2臨床化学検査部
pp.718-721
発行日 1980年8月1日
Published Date 1980/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207232
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UCLA見学
組織図が明確な手術室
実質4日間の見学,研修でどの程度実状を知り,知識を吸収できるか不安が大きかったが,AMY, TACHINO, R.N.(ナース)の指導により快適な研修ができた.地下1階,2階と相当のスペースの広さの手術室の勤務者は,看護婦80名(平均約70名),オーダリー約15名,クラーク各1名で,変則性を含む3シフト制で構成されていた.手術件数,年間約10,000件,救急手術1,600件,1日約40件,手術室15室(16番号室で13番号室は除いている).各手術室には,準備室,2部屋に1個のハイスピード用オートクレーブ,手洗い場があり,他設備面も完備されていた.使用器材はディスポーザブルが多く,ごみの処理の仕方が気になりながらその点の質問は怠ってしまった.
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