特集 大地震と病院―宮城県沖地震を中心に
宮城県沖地震の体験から—健康保険宮城第二病院の場合
高橋 一郎
1
1健保宮城第二病院事務局
pp.296-298
発行日 1979年4月1日
Published Date 1979/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206828
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1978年6月12日午後5時14分ごろ突如MH7.4,震度5の強震にみまわれた.筆者はその時,外来診療棟にいたが,ミシミシという音とともに病院の建物が大きく揺れ,南北に揺れるにしたがって人が立っていられない状態になり,立ちすくむもの,柱に寄りすがるもの,机の下にもぐるもの,など様々であった.
同時に院内の薬品戸棚,備品機械戸棚,カルテ棚,書棚が倒れ床に散乱し,またガラス棚,ガラス器具の壊れる音,事務室内の重い金庫と中央診療棟の医療機械が移動した.
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