新・病院建築・10
宮城県心臓血管病予防協会附属病院循環器センター
大角 昭
1
,
菊田 明男
1
1佐藤武夫設計事務所
pp.849-853
発行日 1978年10月1日
Published Date 1978/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206681
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
当協会は,昭和38年に心臓病・高血圧等の循環器疾患の予防,早期発見および指導を行い,公衆衛生および社会福祉の向上に寄与することを目的として設立され,それ以来,集団検診による早期発見に重点をおいてきた.
本循環器センターの建設は,現在わが国における国民総死亡の40%以上を占めるといわれる循環器系統障害に対する医療対策が強く望まれる中で,早期発見のみならず異常者の確定診断および治療にも力を注ぎ,広義の疾患予防をも行うことを目的とし,その目的を達成すべく計画された.計画に際し,基本的な運営の柱として次の点が掲げられた.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.