特集 病院組織と看護の専門化
成人看護の専門性を考える—医学細分化の追従であってはならない
若菜 ミキ
1
1東京大学附属病院内科病棟
pp.542-543
発行日 1978年7月1日
Published Date 1978/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206583
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医学の進歩によって治療は専門化し技術も高度化が進み,それに伴って看護も専門化の方向を辿っている現状である.これはある分野での看護を深く追究して,看護の専門的知識のほかに,的確な観察,判断,確実な診療介助,医療機器操作の熟知,熟練した看護技術などを提供し,その分野の専門家となることを要求されているのである.
専門看護として現在考えられているのは,ICU, CCU,人工透析看護などであろう.
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