ケース・レポート 病院のあゆみ
特権意識の崩壊—労使紛争による病院閉鎖—私的病院が持っている経営感覚
細田 健二
1
1慶応大学医学部病院管理学教室
pp.36-39
発行日 1977年8月1日
Published Date 1977/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206298
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
何らかの理由で病院閉鎖に追い込まれる病院が年にいくつかはあると言われているが,その実情はなかなか浮び上がってこない.ここにとりあげた例は,院長の時代錯誤的な労使感覚が,どろ沼の抗争を,さらには病院の閉鎖を招いたものである.逐次,その経過を追ってみることは,ひとつの警鐘となるに違いない.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.