診療行為の危険のチェック
検体検査における危険
中野 栄二
1
,
土屋 俊夫
1
1日本大学医学部臨床病理学
pp.26-27
発行日 1977年4月1日
Published Date 1977/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206197
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臨床検査には,患者から得られる検査材料(検体)について行う検査と,患者自身を対象として行う検査があり,前者は検体検査,後者は生体検査(生理機能検査)と呼ばれている.検体には尿,便,疾などのように患者自身が排出するもの,血液,髄液,胃液などの医師,看護婦,臨床検査技師が患者から採取する検体があり,検査科にはさまざまな種類の検体が送られてくる.検体検査の危険には,検体の採取,検査精度,事務的な行為などにおける危険および臨床検査技師など検体を取扱う人の業務上の危険が含まれている.それぞれの危険に対してどのようにチェックしたらよいか,その対策について述べる.
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