小特集 病院長と当事者能力
事務系副院長と病院の開設—越谷市立病院の場合
鈴木 裕万
1
1埼玉県越谷市立病院
pp.31-33
発行日 1976年5月1日
Published Date 1976/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205895
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
越谷市立病院は,本年1月12日に開院したばかりの病院である.長い間の市民の悲願とまでいわれた市立病院がようやく開院した.医療砂漠とまでいわれている埼玉県,その中にあって典型的な人口急増に伴う医療不足に見舞われた越谷市民にとって,市立病院の開院はどんなに待ち遠しかったことか.
開院までのこの病院建設には長い時間的経過があり,多くの問題を一つひとつ解決しながら今日に至ったのであるが,ここではその具体的経過について述べることはできないが,市立病院の完成までのアウトラインを整理しながら,現在私が行っている業務内容を述べることによって,現在,私の事務系副院長としての当事者能力についてご理解をいただければ幸いである.
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.