レセプトを読む・2
解読の手引き(2)
尾口 平吉
1
1全国自治体病院協議会
pp.88-91
発行日 1976年2月1日
Published Date 1976/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205835
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2.診療行為別分析
診療行為の分析は,行為別総額,患者1人1日当り額(頻度),行為別構成比率などによるものがある.行為別総額は収益管理,労務管理,資材管理上有益である.患者1人1日当り額は,診療内容,診療密度を投影するものであり,収益管理とも深いかかわり合いがある.行為別構成比率は,このような分析の補助的な役割をもつものであるが,とくに行為別のバランスと診療の指向方向をみるに便である.厚生省社会医療調査による行為別構成比率を表1に示す.
いずれの分析を行う場合にも留意しなければならないのは,病種別(一般,結核,精神),診療科別に分類する必要があり,さらにできれば入院患者については病棟別(看護ユニット別)に分類することである.
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