特集 病院間の協同
病院協同事業の実際・1
給食材料の購入—広島県病院協会
正岡 旭
1
1広島県病院協会
pp.26-28
発行日 1975年7月1日
Published Date 1975/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205652
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
動機
当協会は創立の翌年にあたる昭和39年,会員病院の給食業務の合理化と経費の軽誠を図る目的で,県農業協同組合と提携し,給食材料共同購入事業を実施すべく計画したが,当時はまだ病院側の認識が浅く,その実現を見るに至らなかった.
一方,社会は技術革新の転換期を迎え,近代化の進む中で病院給食は開始されて20有余年を経ながら,なお各病院が個々に限られた低医療費で,複雑,多様,かつ困難な業務を日夜繰り返し,合理化,機械化が進みかねていた.また,年ごとの物価および人件費の上昇,ならびに人口の老齢化に伴う給食要員の確保も年々困難になり,病院給食業務の運営はまことに容易ではない.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.