特集 ME機器の管理
ME機器管理の実際・3
治療用ME機器の日常管理
海藤 薫
1
,
佐藤 光男
2
1日本専売公社東京病院,麻酔科
2順天堂大医学部麻酔科
pp.39-44
発行日 1975年6月1日
Published Date 1975/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205635
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はじめに
長い間,医師の経験とカンにたよってきた医療の場に,現在では多くのME機器が導入され,患者の診断や治療に活用されている.これら高度・多様化した機器は,生命力の弱った患者を対象とし,直接その身体に触れる場合が多いだけに,ちょっとした機械管理の不手際が重大な結果を招くおそれがある.しかしME機器の安全管理を熟知し,その維持を十分にやっておけば,いたずらに恐れる必要もない.
そこで本稿では,最近使用頻度の高いME機器のなかから,レスピレーター,ペースメーカー,除細動器,人工透析器および保育器などをとりあげ,主に滅菌・消毒と電気エネルギーの面から,その維持と安全対策について概説することにしよう.
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