第23回日本病院学会演題選
地域病院における新生児救急医療システムの運営
橋本 武夫
1
,
中嶋 博文
1
,
中島 哲也
1
,
田中 矩子
1
,
藤木 律子
1
,
久能 恒子
,
武谷 茂
2
,
井手 一郎
3
1綜合病院聖マリア病院新生児科
2綜合病院聖マリア病院小児科
3綜合病院聖マリア病院
pp.42-45
発行日 1973年12月20日
Published Date 1973/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205213
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はじめに
ふえ続ける未熟児,そして危急新生児.しかも現行医療制度のもとで最近一般の救急医療に関する問題はよくとりあげられるが,新生児救急医療はまだなお遠い地におかれている.これらの新しい生命に対し聖マリア病院は15年間にわたり新生児救急医療を行なってきた.そして現在では定床60床ながら常時70-80名の入院児を収容し,年間700名の未熟児,危急新生児をとりあつかい,地域と密着した新生児救急医療の中心センターとして発展してきた.
そこに従事するものは,けっしてこのセンターの運営に満足しているものではないが,やらねばならないという責務と奉仕の心で,院長はじめ病院一丸となってこの地域医療にまい進している現状である(図1).
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