人
自治医大病院の運営を担う 松本清一院長と一条勝夫教授
高久 史麿
1
1自治医科大学
pp.18
発行日 1973年4月1日
Published Date 1973/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204956
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自治医科大学は各県から選ばれた医学生の教育を目的として昭和47年に開学されたが,病院開設を昭和49年4月にひかえて目下その準備に忙殺されている.その中心になっておられるのが松本清一病院長である.松本院長は昭和16年に東大医学部を卒業されたあと,関東逓信病院産婦人科部長,群大産婦人科教授の職を歴任されたあと,自治医大の開設に伴い,中尾学長のたっての要請に応じられて群大在任期間中にも拘わらず自治医大に移られた.群大時代に2年間病院長の職につかれ,その間名病院長としてつとに高名であった事もよくしられている.
一条勝夫先生は昭和22年に東北大学経済学部を卒業されたあと病院管理学を専攻され,東北大学医学部病院管理学講師,厚生省病院管理研究所の経営管理部長をつとめられ,わが国における病院管理学の草分けの1人としてその創設と発展につとめられてきた.自治医大では特に病院管理学の学科をもうけ,一条先生を教授としておむかえし,御専門の講義をしていただくと共に,松本病院長の補佐役として,一条先生のお考えを,新しい病院の運営に反映させていただく事を一同期待している.
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