グラフ —
日本の技術を母国の病院へ
pp.82-83
発行日 1972年8月1日
Published Date 1972/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204742
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いま,日大板橋病院では,13人の南ヴェトナム(ヴェトナム共和国)の人たちがカタコトの日本語を駆使して,熱心にたち働いている姿をみることができる.この人たちは,サイゴンのチョーライ病院から派遣されてきた看護婦(夫),検査技師,X線技師の面々で,750床の新病棟が3年後にオープンするのに備え,日本の技術を研修しにきているのである.
チョーライ病院(現在1000床,南ヴェトナム最大の国立病院)は,日本政府が無償援助で全面改築を引き受けたもので,佐藤武夫設計事務所の設計による近代的で高度の医療を提供しうる病院を目ざしているものである.
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