霞ガ関だより
病院における電子計算機の利用
N R
pp.122-123
発行日 1972年5月1日
Published Date 1972/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204671
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近年の医療需要の増大と医療技術の進歩発展に伴い病院における医療情報は多量化かつ複雑化してきたが,この情報を的確に処理し医療の能率を高めるために電子計算機の導入がはかられつつある.
医務局指導課では昭和45年度の診療管理検討会のテーマとして‘病院における電子計算機の利用’をとりあげいろいろの面から考察を加えた.検討会参加者は坂本捷房氏(東京電機大学教授)を座長とし,石井威望氏(東京大学工学部助教授),石原信吾氏(虎の門病院事務部長),岩井喜典氏(電子機械工業会),小野田敏郎氏(佼成病院長),大島正光氏(東京大学医学部教授),萩野義夫氏(エレクトロニクス協議会),樫田良精氏(東京大学医学部教授),高橋政祺氏(杏林大学医学部教授),原田幸彦氏(東京女子医科大学情報管理統計室),福田昭氏(関東逓信病院医療近代化準備室長),戸塚英二氏(前関東逓信病院医療近代化準備室長)の諸氏であった.この検討会の総括的な報告が46年12月に医務局編集により出版されたのでそれを中心に内容を紹介する.
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