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衛生検査技師生活33年—広明竹雄先生
金子 仁
1
1国立東京第一病院・病理
pp.18
発行日 1971年3月1日
Published Date 1971/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204255
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‘広明さん’というよりも‘オジイチャン’といったほうが通りがよいし,親しみがもてる.いい出したのは小酒井望先生(順大教授)だったか,私だったか忘れた.一世を風靡した広明学校の校長さんでもあり,すでに100名の優秀な技師を世に送りだしている.ご本人も衛生検査技師の草分け的人物で,日本臨床病理学会の細菌学一級試験に合格しているからりっぱなものだ.その他にいくつもの賞をもらい,技師としては最高級の人物である.
更に毎月‘病理細菌研修会’を行ない,現在213回に及び,その機関誌も発行している.加うるに手品の名手で,宴会の時は必ず大向こうから声がかかる妙手を見せる.字もじょうずで,私は彼が辞めてから学会の表作りに大弱りである.オジイチャンが辞める時に作った俳旬,これはお世辞にもうまいといえないが,
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