見のがされやすい実務の知識
病院の高圧医療ガス設備
倉持 一雄
1
1虎の門病院営繕課
pp.70
発行日 1970年7月1日
Published Date 1970/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204019
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診療技術の高度な進歩に伴い,麻酔技術の革新も顕著であって,特に最近は酸素治療(自動陽陰圧呼吸装置・間歇呼吸装置・人工呼吸器)の発達により診療レベルも飛躍的に向上している,しかし,一方,病床不足は社会問題にまで発展して,病院の新築などは大型化する傾向にあるが,また既設の増改築による増床も盛んである.しかるに,医師・看護婦はもちろん,その他の病院職員も求人難の現況であるため,病院は建ったが外来診療だけを行なっているところが見られる.この手不足とともに濃厚診療を行なわねばならない病院では二重の負担となって,経営をますます困難にしている.このような状況のもとで医療用ガス設備は,省力化による合理化として急速に普及してきた.ここにその概要を紹介するとともに2,3の問題点について述べてみる.
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