管理者訪問・27
いわき市立総合磐城共立病院長 畠山 靖夫 先生
車田 松三郎
1
1東北大学
pp.57
発行日 1970年6月1日
Published Date 1970/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203986
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日本でひらがなの市名をもつところは東北に2つある.1つは青森県のむつ市であり,他は福島県のいわき市である.ここは,黒いダイヤモンドの発掘地として知られている常磐炭鉱のある地域であり,現在は人口33万3881人(昭40.10)で,東北では仙台に次いで多い.面積では122万2808km2(昭42.10)で市としては日本一広く,太平洋沿岸に面したところにある.今回はこのいわき市にあるいわき市立総合磐城共立病院の院長であられる畠山靖夫先生を訪問することにした.
先生は昭和11年に東北大学医学部を卒業され,黒川内科に入局された.一時は,台北大学で生理学を専攻されたこともある.しかし終戦後,内科の医師として再出発し,特に恩師であられる黒川利雄博士(現在癌研付属病院長・東北大名誉教授)のすすめもあって,磐城共立病院の院長となられたのである.
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