- 文献概要
「外国できびしいTABLE MANNER,日本でやかましい行儀作法」と洋の東西を問わず礼儀作法というものは教養ある社会人(これも男女を問わない)の大切な資格条件の1つであります。
戦前の時代の日本では,女学校には必ずといつてよい程「作法室」という教室があつて,婦女子の礼儀作法を正課として教え,教育の課程になくてはならない大切な科目でありました。戦後は民主時代となり,あらゆる制度,社会生活などが急激に変化したことと,モラルの考え方が違つてきたことなどから,礼儀作法まで無視されて来たかのように思えるのは,みる方の誤りでありましようか?
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