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編集主幹ノート
吉田 幸雄
pp.86
発行日 1967年11月1日
Published Date 1967/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203232
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いよいよ年末が近づいてきました。若いときはドット現われる付録づきの新年号を書店で見ることによってもう正月が近いのかと感じたものですが,この頃は年賀はがきの売出し開始が年末の近づいたことを身近に感じさせます。今年も11月11日の売出しの日には列を作っている状況が新聞に報道され,年始状を早く確保する手配をし,何かと多忙の中に年始状を書かねばならないかという焦躁感に追われます。何と日の立って行くことが早いのでしょう。とくに小生にとっては夏の大旅行のためにその前後を入れて数カ月間がそれにとられてしまい,この秋はまた東奔西走の連日に明け暮れ,ただ夢中の中に過ぎてゆきます。病院管理に関する仕事がこのように多くなったことは喜ばしいとは思えますが私個人としては反省の機会もなく,このまま年月に押流されて行く自分が何かさみしくもあります。
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