特集 病院の廃棄物
病院における廃棄物(序説)
石原 信吾
1
1虎の門病院事務部
pp.15-18
発行日 1967年8月1日
Published Date 1967/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203139
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まえがき
物の構成分が隅から隅まで,しかも最後の最後まで活用できるなら,そこに廃棄物は出てこない。しかし,そうした活用のできないものも多いし,また,たとえできてもその容器などはあとに残るから,廃棄物はたいていの場合どうしても出ざるをえないのがふつうである。
一方,物の中には,それをくまなくかつ最後まで活用するよりもしないほうがいろいろの点からむしろ有利なものもある。最近とみに注目をあびるようになったディスポーザブル(disposables=使い拾て)用品などはその最もよい例である。ディスポーザブル用品の利用が進めば,その面からまた廃棄物の種類と量は,一そう増加することになろう。
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