特集 病院職員とレクリエーション
各病院におけるレクリエーションの実際
河野 稔
1
,
赤星 一郎
2
,
石田 一夫
3
,
斎藤 誠
4
,
木部 清一
5
1北品川病院
2九州中央病院
3山口労災病院
4虎の門病院調査室
5国立京都病院
pp.43-48
発行日 1967年5月1日
Published Date 1967/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203085
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
人間革命をめざす外遊制度
当院でのレクリエーションの実際をのべる前に私のレクリエーションについての考えを述べるとレクリエーションはrecreateであり,企業目的に合うため,日常の仕事よりrelaxをしてtensionをとり翌日の仕事にrefreshになって働くために存在するのであり,レジャーやバカンスなどの有するいわゆる楽しみのための楽しみに終始するのには賛成しない。したがって当院のレクリエーションはすべてかかる観点より本人または家族があくまでも仕事に生きがいを感じ,死に面したつもりで働く心がまえを助長するのを目的として,レクリエーション活動をしている。すなわち企業あっての個人であり(裏をかえせば個人あっての企業ともいえるが),これをさらに止揚して全体と個人が一体感になるごとく,また自他一体になるごとく,仕事やレクリエーションを通じて指導しているわけである。一般の会社,病院などでやっているレクリエーションはあとで簡単に述べることにして,まず特筆すべき外遊制度から述べよう。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.