研究と報告【投稿】
関東信越管内国立病院のJ-chartによる研究検査科業務量の分析について
橋爪 藤光
1
,
佐藤 乙一
2
,
坂元 正徳
2
1関東信越地方医務局指導課
2関東信越地方医務局
pp.63-67
発行日 1967年2月1日
Published Date 1967/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203035
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まえがき
J-chartはわが国では1963年に城,渥美,藪下らがスーパーマーケットの経営状況を分析するために応用したものであるが,本研究者の一人である佐藤らは1965年に津田の指導を得て「臨床検査業務の相対評価」を行なうためいちはやく導入し,官公私立病院のうち,中規模と見られる病院6施設を対象として考察を行ない,病院管理学会および臨床病理学会において発表した。
最近,衛生検査業務は医療のなかできわめて重要な位置をしめ,診療機能の高低を反映する大きな要素の1つになっている。したがって,研究検査科は忙しい職場として扱われているが,この評価はたんに衛生検査技師1人当たりの稼動点数および稼動点数のみによってその多少を基準に検討され,作図によって評価する方法はなかった。そこで私どもは関東信越地方医務局管内25国立病院の業務内容と活躍度の評価要素を新たに考案のうえ,多くの因子からJ-chartによる分析を試みたのでその概要を報告する。
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