第16回日本病院学会特別号 一般演題の部
5月18日(第1日)演題1〜19
1.医育機関病院学用患者調査について,他
永沢 滋
1
,
中村 晃
1
1日本大学病院管理学教室
pp.17-25
発行日 1966年10月20日
Published Date 1966/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202938
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
われわれは大学病院における学用患者の数とそのために支出さされている費用額の実態を知る目的で,全国の分院を含めた50の大学病院に対し,38・39年度の資料につきアンケートによる調査を行なって次のような結果を得た。
回答した31病院(回答率62%)の内,実数で答えたのが14病院で,2年間を通じ入院外来を含めた学用患者教の最高は1,906人,最低は0であり,延数で答えたのが10病院で最高36,656人,最低1,856人であった。残る5病院は2年間全然学用患者を取り扱わず,2病院については実数も延数も不明であった。このように取り扱い学用患者数には大きな差があるが,数の多いのはほとんど国立で,公立,私立との間のいちじるしい差が目立った。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.