特集 看護
座談会
看護婦と忙しさ
橋本 寿三男
1
,
杉 政孝
2
,
今村 栄一
3
,
川島 みどり
4
,
田中 保子
5
1厚生省病院管理研究所
2立教大学
3国立東京第一病院小児科
4日赤耳鼻科
5慶応病院外科
pp.62-74
発行日 1963年11月1日
Published Date 1963/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202240
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忙しさとは
橋本(司会)皆さんお忙がしいところを,とくに夏の暑いところをまげてご出席をいただきましてありがとうございます。きょうは看護婦さんの問題を皆さんでお話をいただきたいと患いますが,国会あたりでも看護婦さんは非常に忙しい,不足しているということが問題になっておりますし,巷間も看護婦さんはみな忙しいと承っております。そこできょうはほんとうに忙しがっておられる方と,それからいっしょに働いておられる方,それを第三者として学問的に見ていただく方にお集まりいただいて,それぞれの立場から忌憚ないお話をしていただきたいと思います。
最初に杉先生,忙しい,忙しい,と言いますが忙しいというのは主観的にきまるものであるかどうか,また客観的に忙しさといったようなものを判定できるのかどうか,その辺をひとつご解説をいただきたいと思います。
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