Hospital Topics 経営
病院職員の年令階層別にみた同一職種内給与格差
A.S
pp.86-87
発行日 1963年4月1日
Published Date 1963/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202109
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前号では病院職種間の給与格差を医師を基準として扱ったのであるが,今回は病院職員の年令階層別にみた同一職種内の給与格差がどうなっているかについて検討してみよう。
表のごとく,各職種間で年令階層毎に昇給率に差異がみられるが,初任給と対比した昇給率の高い職種の順位は,薬剤師・X線技師・検査技師・医師・栄養士でとりわけ看護職種の昇給率がもっとも悪い。なかでも悪いのは正看である。医師と准看を除いて,他の職種の間では初任給においてあまり格差はみられないが,30才を過ぎる頃から高年令になるに従い,各職種間の昇給率にはっきりとした差ができるために,段々と給与誤差が目立つようになる。
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