ホスピタル・トピックス 事務管理
米国病院職員の給与
紀伊国 献三
1
1病院管理研究所
pp.83-84
発行日 1964年12月1日
Published Date 1964/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202481
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病院における人件費問題は,世界共通の感がある。米国においても大きな問題であり,ついにことしはじめて連邦政府労働省によって,全国的な病院職員の給与調査が行なわれ,その結果が発表された。過去に米国病院協会などの調査はあったが全国的かつ広範囲な調査はこれが始めてであり,その点米国の職員給与の実態の知る好資料である。
調査は,連邦立,結核および精神病院を除外した,従業員100以上の病院より抽出された549病院の従業員476,086人の平均週間給与額および勤務時間を調査し,宗教関係病院における奉仕的従業員,実習学生,パートタイム勤務者を除外してある。給与額は通常勤務時間における基準内給与額で,残業・宿日直・夜勤・休日勤務などの手当や宿舎・食事の提供を含んでいない。
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