--------------------
基準的中央検査室の構想—検査種目および検査件数について
内海 邦輔
1,2
1国立東京第2病院研究検査科
2日本病院病理医協会
pp.777-789
発行日 1961年11月1日
Published Date 1961/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201848
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
まえがき
最近わが国では,臨床病理検査の重要性が高唱され,多くの病院で中央検査室が設置されつつある。その結果臨床病理検査数は日を追つて増加し,その内容も急速に高度化しつつある。これは医療水準向上に資するところ大で,誠に喜ぶべき現象である。
さて中央検査室設置に際し,まず問題になるのは,その規模である。従来の病院建築を見ると,中央検査室は一般に狭隘で,病院活動が盛んになるに伴い,増大する検査要求に応じ得ないような例も見られている。
Copyright © 1961, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.