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国立病院薬剤科業務内容の実態調査と適正員人基準について
国立病院薬剤共同研究斑
pp.831-839
発行日 1957年12月1日
Published Date 1957/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201298
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国立病院の薬剤科業務については従来屡々人員特に薬剤師の不足,事務量の過剰,設備の不充分等が訴えられ,事ある毎に中央担当官と接渉されて来たが,何分薬剤科業務の基準となるものには「医療法施行規則の1日80剤に付薬剤師1名」「日本薬剤師協会:剤の基準」「同:病院薬局薬剤師定員基準案」等があるのみで業務の標準及勤務人員特に薬剤師の適正定員要求の基礎となる確たる適切な教字がないのである。特に国立病院の我々業務には他病院と幾分異つた内容もあるので,昭和29年国立病院薬剤共同研究班が出来た機会に,薬剤科業務の内容を詳細に実態調査し,人員・設備・業努の内容・仕事の割合・各勤務員の仕事量・調剤数と人員の関係等を分析検討して,最後に我々の業務を円滑に運営し適正に管理するに必要な最低人員基準の簡明且適切と考えられる算定案を得たので報告する。
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