グラフ
復興開院された聖路加国際病院
橋本 寬敏
1
1聖路加国際病院
pp.25-27
発行日 1956年10月1日
Published Date 1956/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201150
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10月18日小雨そぼ降る日,終戦以来米軍に接収されていた旧聖路加国際病院が再び開院され,キリストの博愛精神に満ちた本院において,日本人一般も診療を受けることが出来るようになつた。
明治35年に創設された本院は,去る5月に米軍より返還されていたが,内部の整備などで10月18日に開院の運びとなつたのである。 この日の開院式には,三笠宮夫妻,アリソン米国大使夫妻並びに安井東京都知事を始め,各病院長など500名の名士が出席した。午後2時より,先ず礼拝堂において,再興感謝式があり,続いて院内参観,最後に警視庁吹奏楽隊の演奏裡に聖路加短大講堂でのレセプシヨンがあつて散会した。次は橋本寛敏聖路加国際病院長の再興感謝式での挨拶である。
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