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病院事務管理(3)—組織のはなし(2)
三沢 仁
1
1能率短期大学
pp.93-95
発行日 1953年11月1日
Published Date 1953/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200725
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例外の原理
先月おはなししたように「上級の管理者は日常のシゴトにクビをつつこまず,高級な判断力や独創力を働かすようなシゴトのタメに,手をあけて待つているべきだ」という一つの原理ができている。これを「例外の原理」という。要するに「その地位にふさわしいシゴトをせよ」というコトである。
だから,上の人が「どうも雑用が多くて忙しくて困る」となどいうのは,ホメたコトではない。本当の雑用なら下の者に委せるべきだし,院長のすべき雑用なら雑用などといつた言い方をすべきでない。雑用でなくて本職なんだから。
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