--------------------
合衆国政府在郷軍人に最新病院施設を提供
pp.26
発行日 1953年5月1日
Published Date 1953/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200643
- 有料閲覧
- 文献概要
合衆国軍の軍人であつた人々には国中を通じて157箇所の在郷軍人管理病院が設けられ高度の医学的処置が受けられるようになつている。
合衆国では第2次世界大戦以来広汎な病院建設が始められ,今も続行中である。治療方法も,最も進歩した医学的発展に歩調を合せたものが施行されつつある。45の新病院が戦前の病院に追加されさらに15ヵ所が建設中である。最近の病院建設計劃が完成すると174の病院となり,病床数は131,000に達する。現在さらに40の新病院が附加えられ3箇所の病院が建設中である。合衆国各地にある在郷軍人病院は小は床数100位から大は2,000床に及ぶものがある。近年建てられた病院は最大の利便と最大の効果とを目標に設計されている。治療の中心となる多くの病院は著名な医学校の附近にあり,在郷軍人勇士に最高の医学上の規範を作るのに協力して貰つている。第二次世界大戦後在郷軍人管理局の任務は再編成され拡大されて以来「医学上の所置は第二次的に為すべきではない」との語は同局医務部の標語となつた。現在,医師,歯科医及看護婦等24,000名以上の人々や数千に及ぶ技術者や其他の作業員が本業務に関係している。勇士達の復職が米国全政府医学計画の終局の目標で医師も歯科医も看護婦も栄養士もケース・ワーカーも牧師も此目標をめざし働いてる。最近の調査で合衆国軍の軍人となつた人々は1,950万人軍人病院の手当を受けつつあるものは約10万人ある。
Copyright © 1953, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.