連載 病院が変わるアフリカの今・12【最終回】
アフリカから学ぶ新たな経営
長谷川 敏彦
1
1日本医科大学 医療管理学教室
pp.942-943
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102406
- 有料閲覧
- 文献概要
- サイト内被引用
新鮮な“驚き”
驚かれたのではなかろうか.
「日本発の経営手法」が「スリランカ経由」で「アフリカ大陸」に拡がりつつあることに! この1年間の連載を通して紹介したように,アフリカ53か国のうち約3分の1を占める15の国々へ,しかも各国内の医療施設へ,点ではなく面として全国的にプロジェクトが展開されている.その数は合計すれば,恐らく数千にも到達しつつあるのではなかろうか.そしてもう1つ,病院経営の課題が優先順位の差こそあれ,国を越え,大陸を越えて共通していることに! それは「限られた資源」の下で「患者・家族のニーズ」を的確に捉え,「貴重なプロの技術」である高品質かつ安全な医療ケアを,効率よく提供することに対する苦悩と喜びである.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.