連載 病院管理フォーラム
■DPCによる地域医療分析・3
MDC05循環器系
河野 一博
1
,
真野 俊樹
2
1京西テクノス株式会社 メディカルサービス部
2多摩大学統合リスクマネジメント研究所
pp.929-931
発行日 2008年10月1日
Published Date 2008/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101308
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●「地域医療」と「選択と集中」
連載第1回でわれわれは,地域医療を担う医療機関を1つの医療サービスのプロバイダーと考え,地域の医療機関が一体となって最適な医療を提供することの重要性を示した.そのため,各医療機関が経営するうえで,地域医療計画と組み合わせた地域における医療資源の「選択と集中」が必要となる.
産業界における「選択と集中」のフレームワーク1)を医療に適応する際,最適な分析データとしてDPC : (Diagnosis Procedure Combination)という診断群分類を基礎としたデータの活用を提案した.すなわち「選択と集中」をDPCデータを用いて検討し,地域医療の評価や,その地域における最適な医療提供を実現する病院経営の戦略を体系化して遂行するための活用方法について述べる.
今回は主要診断群 MDC05 (循環器系疾患)について報告をする.
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