連載 病院管理フォーラム
■DPCによる地域医療分析・2
MDC01神経
河野 一博
1
,
真野 俊樹
2
1京西テクノス株式会社 メディカルサービス部
2多摩大学統合リスクマネジメント研究所
pp.837-841
発行日 2008年9月1日
Published Date 2008/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101289
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●「地域医療」と「選択と集中」
連載1回目でわれわれは,これからの地域医療について,自らの病院だけでなく,地域医療の中での最適化すなわち最適な医療の提供こそが今の医療機関にもっとも必要とされていること,すなわち価値であることを示した.また,自院のみの利益ではなく,この価値を見直して「地域医療」の再構築を図る必要があることも提言した.
そのためのキーワードの1つが「選択と集中」である.特に,がん,脳卒中,急性心筋梗塞,糖尿病といった4疾患,救急医療,災害医療,へき地医療,小児医療,周産期医療といった5事業を中心に医療資源を集中する方策が進む中,地域医療計画と組み合わせた地域における医療資源の「選択と集中」が必要となる.
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