連載 病院管理フォーラム
■DPC導入と院内体制整備(前編)
DPC円滑運用の要―事務局構築
山本 康弘
1
1国際医療福祉大学医療経営管理学科
pp.356-357
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101172
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この春,おそらく300を超える病院がDPC準備病院から実施病院へ移行し,また数多くの病院が,準備病院の手上げをするであろう.また来年以降も数多くの病院が,準備病院へのエントリーや,DPC準備病院から実施病院へ移行を目指すだろう.各病院にとっては,準備病院になるのも,準備病院から実施病院に移行するのも初めての経験であり,そのための指南書的な情報があれば助かるという声を多く聞いている.
筆者はNPO法人日本DPC協議会の事務局長を務め,これまでいくつかの病院の準備病院への手上げや,実施病院への移行の手伝いをしてきた.これらの経験から,本稿では,てDPC実施病院として円滑に進めるために重要となってくる「事務局」にポイントを絞り,1)事務局体制のあり方,2)診療部門(医師)に対する説明の仕方など,院内体制整備のあり方について2つのポイントを解説する.
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