特集 個人の力と医療・社会
『病院の歩きかた』―病院は外国である
野村 祐之
1
1青山学院大学(キリスト教学・生命倫理)
pp.40-45
発行日 2008年1月1日
Published Date 2008/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101097
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
「病院は日本の中の外国.異文化体験と心得よ」.
これが,40歳から過去20年間に脳梗塞1回,脳死肝移植を2回(初めはB型肝炎肝硬変,2度目は肝がん)経験し,今も難聴耳鳴り,心房細動を抱えながら毎週8コマの講義を4大学でこなす市井の一神学者としての僕の結論である.病院が外国であるとすれば,その価値観,ものの考え方,ことば,文化も違っていて当然である.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.