特集 国民は医療をどう見ているか
住民は医療をどう見ているか
潮谷 義子
1
Yoshiko Shiotani
1
1熊本県知事
pp.14-17
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100740
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現在,わが国では,規制緩和をはじめとして,社会の様々な枠組みの見直しが進んでいます.また,医療事故の報道も相次いでおり,医療のあり方そのものについて様々な改革の議論がなされています.これらの議論は必要なものですが,その際,忘れてはならないのは,「住民にとって」それらの改革がどのような意味を持つかということです.医療は,直接生命にかかわるものであり,特に慎重な議論が求められます.
県政を預かる者として,「県民が主役」の県政を常に心がけていますが,県民が医療に求めているものは何か,それに応えるためにはどうすればいいか,日頃考えていることを述べたいと思います.
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