特集 看護師のキャリアアップ
看護管理者からみた専門看護師・認定看護師
濱口 恵子
1
1静岡県立静岡がんセンター看護部
pp.362-367
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100604
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専門看護師は1996年から,認定看護師は1997年から日本看護協会により認定され,2002年には,表に示すように専門看護師登録者数は全分野で計40名,認定看護師は計753名となった1).しかし,「専門看護師・認定看護師(以下,専門ナース)」といっても,病院組織の中でどこに位置づけられるのか,病院が専門ナースに何を期待するのかによって,その活動内容は大きく異なる.
筆者は初年度にがん看護専門看護師に認定された4人のうちの1人である.現在,2002年9月にオープンした静岡県立静岡がんセンター(以下,当院)の副看護部長(教育担当・人事兼務)として,病院の立ち上げに携わっている.当院には平成15年度現在,専門看護師1名(がん看護:筆者)とがん看護専門看護師コース〔大学院修士課程のCNS(専門看護師)コース〕を修了して認定試験を受ける前の者3名,および,認定看護師10名(がん化学療法看護1名,ホスピスケア2名,がん性疼痛看護2名,創傷・オストミー・失禁(WOC)看護4名,感染管理1名)とWOC看護認定看護師の認定試験を受ける前の者1名がいる.
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