グラフ
―望まれるお産の形―院内助産システムの実際―医療法人薫風会 佐野病院
pp.1-4
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100458
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助産所と病院,両者の良さを生かす
「分娩台ではなく好きな体勢で自然なお産がしたい」「医療設備が整い,緊急時の対応もスムーズ」――妊婦の希望や不安軽減に応えてくれる「院内助産システム」が,佐野病院で始まったのは1997年のこと.助産所と病院,両者の良さを生かしたこのシステムは「院内助産所(院)」とも呼ばれる.
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1983年,誘発分娩が全盛だった時代に入職した助産師の石村朱美氏と高橋八重子氏.管理されたお産に疑問をもち,「病院でアットホームなお産を実践したい」と願った.長年の働きかけのなか賛同するスタッフが次第に増え,その協力を得て,院内助産システムを実現させた.
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