特集 病院の人材確保―景気・社会構造の変化を踏まえて
看護職の需給見通し―看護師養成現場の実感から
古場 利津子
1
1河北総合病院看護専門学校
pp.720-722
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100369
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急激に進む日本の少子・高齢化は,供給人口の減少,需要人口の増加による医療職の人材不足を促進させ,特に病院の医療職のなかで多くの割合を占める看護職員の需要を増大させる.今回,河北総合病院看護専門学校の看護師養成の現状を分析しながら,看護職養成の現状や看護職の需給見通しについての考えを述べたい.
本校の概略を説明すると,東京都杉並区にある医療法人河北総合病院が昭和 46 年に設立した看護師養成所である.3 年課程に課程変更後 13 年が経過し,卒業生を 11 回出している.定員は 1 クラス 35 名の小規模校で,卒業生の多くは設置主体と同系の河北総合病院に就職する.
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