連載 病院ファイナンスの現状・12
―間接金融(7)長期資金調達 5―理事長・病院長の連帯保証
福永 肇
1
1国際医療福祉大学医療福祉学部医療経営管理学科
pp.674-677
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100066
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7月号では銀行取引における「物的担保」をみてきました.今月号では「人的担保」,すなわち保証人について考えてみましょう.
保証は法律面で区分すると,(普通の)保証,連帯保証,共同保証,手形保証,身許保証などに分かれます.また債権者との関連では,(普通の)保証,特定保証,根ね保ほ証しょう,副保証,求償保証(裏保証),賠償保証に区分されます.保証人には債務者以外の第三者がなります.
以下では,債権者は銀行,主債務者が病院,連帯保証人は理事長(または病院長)と仮定して,銀行取引での「連帯保証」を解説します.なお個別案件での検討については弁護士にご相談ください.
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